アイリスオーヤマ株式会社は、障がいを持つ従業員を指導・支援しながら業務を行う「SP(スペシャルパートナー)事業部」を、角田I.T.P.(宮城県角田市)に、3月1日(金)付で新設し、年内に10名程度の障がい者を新たに採用する。
パックごはんの製造ラインの清掃業務などに従事する予定
同社は、6,288名の従業員に対して131名の障がいを持つ従業員を雇用しており、2023年の障がい者雇用率は法定雇用率を上回る2.36%だった。
「SP事業部」は、障がいを持つ従業員を指導・支援しながら業務を行う部署。従業員数の増加に伴い、障がい者の受け入れを目的として2004年に大河原工場(宮城県柴田郡)に設置して以来、現在までに全国で5箇所の工場や拠点に拡大し、現地で障がい者を積極的に採用している。
角田I.T.P.に新設した「SP事業部」では、年内に10名程度の障がい者を新たに採用。パックごはんの製造ラインの清掃業務などに従事する予定で、これにより製造ラインの稼働率の約5%向上を目指す。
また、今年4月には鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)でも「SP事業部」の新設を予定しており、全国各地で障がい者雇用を一層強化していく方針だ。
(坂土直隆)