
厚生労働省から平成20年度障害者雇用実態調査の結果が発表された。雇用実態調査は5年に1度、従業員5人以上の7500事業所を対象に行われる。
週所定労働時間が週20時間以上30時間未満の短時間労働における非正規雇用の割合が、身体障害者14.7%(対前回比6.7%増)、知的障害者13.2%(同10.4%増)、精神障害者24.8%(同20.4%増)とすべてにおいて増加した。
一方、正社員の割合は身体障害者は64.4%、知的障害者は37.3%、精神障害者は46.7%となっている。
平均賃金については、身体障害者は25万4千円、知的障害者は11万8千円、精神障害者は12万9千円と格差が浮き彫りになった。雇用現場における障害者の厳しい現状が改めて示された格好となった。