
エクスポート・ジャパン株式会社(EXJ)と一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(JBB)は、視覚障がい者が日常生活に必要な様々な製品情報へ、安全にアクセスできる社会の実現を目指し、ユニバーサル対応のQRコード「Accessible Code®(アクセシブルコード)」の普及促進に向けた、パートナー協定を締結した。
視覚障がい者を含むすべての人にとって、「情報のバリアフリー化」を実現
視覚障がい者にとって、食品、医薬品、家庭用品など、様々な製品の使用方法や成分、注意事項などの情報にアクセスできることは、命や健康に関わる重要なテーマ。
しかし、現在も、多くの製品では、視覚的情報のみしか提供されておらず、他者の助けを必要とする場面が少なくない。
アクセシブルコードは、触ってその存在がわかるQRコードで、スマートフォンを使って読み込むと、多言語対応の音声による情報提供によって、視覚障がい者を含むすべての人にとって、「情報のバリアフリー化」を実現する。
また、この技術は、高齢者や日本語が読めない外国人、読字障害者にも有効であり、誰一人取り残さない社会を支えるための共通インフラとしての役割が期待されている。
5月31日には、JBBの会員を中心とした視覚障がい当事者を招き、アクセシブルコードの体験イベントを実施した。
(坂土直隆)