パナソニック株式会社は、2018年5月17日(木)から20日(日)まで、人口知能(AI)技術を用いた「障がい者入退店検知」の実証実験を、丸井グループの協力のもと、福岡県の博多マルイと、東京の北千住マルイにて実施する。
パナソニックのAI技術で有用性を検証する
年齢、性別、身体的特徴などを超え、高齢者、障がい者、外国人、LGBTの方々など、全てのユーザーが快適に利用できる店舗施設を目指す丸井グループは、ミライロとより良い店舗作りを推進している。
その一環として、障がいを持つユーザーの来店者数とその利用実態を把握するために、パナソニックのセキュリティカメラおよび新しいAI技術を用いて調査を行い、その有用性を検証する。
実証実験は、博多マルイと北千住マルイにおいて、車いす利用者のアクセスが最も多いと予想されるそれぞれの店舗出入口にセキュリティカメラを設置し、入退店の様子を撮影。
録画画像からAIを搭載した物体認識技術を用いて、(1)車いす/ベビーカー/白杖の検知、(2)人物検知による年齢・性別の推定を自動カウントしていく。
検知結果と目視で確認・カウントした結果を照合し、対象物以外を検知する「誤検知」と、対象物を検知しない「未検知」について、精度評価を行う。 (慶尾六郎)