特定非営利活動法人モンキーマジックは、2025年までに、日本全国47都道府県において、障害があってもなくても共に楽しみ同じ経験のできるクライミングイベント開催拠点を整備し、2025年に開催の大阪万博にて、クライミングを通じたダイバーシティ未来社会の実現を発信すると発表した。
障害の有無に関わらず、誰もが楽しめるクライミングイベント
2022年4月現在、16都道府県17地域(北海道2ヵ所、富山、茨城、東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、大阪、島根、岡山、広島、徳島、高知、福岡、熊本)で、障害の有無に関わらず、誰もが楽しめるクライミングイベントを開催している。
2022年は、新たに宮城、京都、鳥取、宮崎、そして福岡には2箇所目となる北九州市に拠点を設けることを予定している。
岩や壁を登るクライミングは、各々が自分の目標に向かって、一歩一歩、一手一手上に向かい、自らの世界を広げてゆくことができるスポーツ。
そのため、経験や年齢、性差、障害の有無などを問わず、誰もが一緒に取り組むことができ、またその喜びを仲間と共有することができる。
同法人では、これは多様な人々がその違いを認め合いながら同じ空間を共有することのできる「あるべき社会の縮図」を示しているとしている。
(坂土直隆)