幼稚園のころから
埼玉県内の公立小学校に通う小学2年男児(8)が心と体の性が一致しない
性同一性障害と診断されていたことがわかった。男児は幼稚園のころから「女の子になりたい」と話していた。母親が市に相談し、市の助言で
医療機関を受診したところ性同一性障害と診断された。
整列時は女児として
主治医は「就学などの適応を阻害しないよう女性として扱う配慮が望ましい」と意見書を付けた。現在は女児として登校しているという。トイレは女性職員用を使用しているが、
徒競走などでは体力差を考慮して男児として走っている。
一部の保護者に偏見
母親がクラスの保護者で(障害について)説明したが運動会のとき、髪を伸ばしているので男の子たちの中にいると目立ってしまい一部の保護者から「あの子よ」と指をさされたという。本人は「からかわれることもあるけれど、スカートをはいて学校に行けるのがうれしい。女の子の友だちもたくさんできた」と話している。