公共事業は増加
福岡市が発表した2010年度
一般会計当初予算案は総額7386億円となり、過去最大になった。落ち込んだ市税収入は、「借金」などでカバーしている。歳出面では、経済・雇用対策に計1884億円を計上した。具体的には、中小企業向け商工金融資金の新規貸付枠を2132億円までに拡大。公共事業費も7・9%増の718億円を計上。
「安心」に重点
障害児を対象にした療育施設・東部療育センターを東区に13億円で建設して、特別養護老人ホーム・保育所の整備費助成など、市民の「安心」を支える施設を整備することにした。また、
生活保護費は17・1%増の603億円に、急増する生活保護世帯に対応するため、ケースワーカーなどのスタッフを63人増やすことにしている。