障がい者など就労が困難な人も含めた人材活用でイノベーションを生み出す企業を表彰
経済産業省は24日、多様な人材の活用を行っている企業の表彰と発表を行い、その取り組みを広く発信することによって、社会貢献活動の活発化、社会のダイバーシティ化の推進を目指すことを目的に、「平成26年度ダイバーシティ経営企業100選表彰式・なでしこ銘柄発表会 シンポジウム」を開催することを発表した。
この表彰式・発表会およびシンポジウムが開かれるのは、3月18日の15:30~18:30で、会場は東京都千代田区内幸町イイノビル4階のイイノホール。企業関係者やメディア関係者、学生などを対象に、参加費無料で開催される。
「ダイバーシティ経営企業100選」は、障がい者雇用の推進をはじめ、女性や外国人、高齢者など、一般に就労が困難となりやすい人々の雇用を積極的に行うことで、イノベーションを生み出し、新たな価値創造へとつなげる経営が実践されている企業を評価し、その取り組みをベストプラクティスとして発信するもの。
経済産業大臣が表彰する事業として、平成24年度から実施している。対象となる企業は規模・業種もさまざまで、平成24年度には43社、平成25年度には46社が選定された。選定・表彰された企業の取り組みは、Webサイトや書籍を通じて広く公表されるため、他の企業にも参考材料を提供することができているほか、表彰された企業は優秀な人材確保をしやすくなるなど、さらなるメリットを生むことも期待される仕組みとなっている。
成功の秘訣を1社ずつ丁寧に紹介
また、障がい者を含めた多様な人材が、ひとりひとり能力を最大限に発揮し、活躍することができる環境づくり、ダイバーシティ推進の職場づくりに取り組む企業に対し、的確なコンサルティングを行うなど、貢献が認められる企業にも「ダイバーシティ促進事業表彰」を行っている。こちらは平成24年度に6社、平成25年度に3社が選定され、表彰された。
3月18日当日には、今年の「ダイバーシティ経営企業100選」受賞企業を表彰し、各社の成功の秘訣を1社ずつ紹介する予定だ。受賞企業の代表や、ダイバーシティ経営企業100選運営委員会の委員らをパネリストに招いたパネルディスカッションも行われる予定となっており、こちらもぜひ参考にしたい。
なお「なでしこ銘柄」は、経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた企業を選定・発表する事業で、18日にはこちらの発表もあわせて行われる。
参加を希望する場合は、専用ページからの事前申し込みが必要となる。詳細はホームページおよび案内チラシなどで確認を。

経済産業省 ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/2014/02経済産業省 案内チラシ
http://www.meti.go.jp/press/2014/2-1.pdfシンポジウム 参加申し込みページ(ダイバーシティ経営企業100選 公式サイト)
http://www.diversity100sen.go.jp/