障がい者と被災地支援で拡大版バザールを開催
東日本大震災の発生から4年となった11日、神戸市中央区の南京町広場で、東北地方の障がい者事業所による商品を取りそろえた「拡大版いちいちバザールwith南京町」が開催された。
阪神淡路大震災の経験から20年を迎える神戸で、ともに歩んでいこうという想いを込めて企画されたこのイベントは、障がい者支援と被災地支援を兼ねたもので、当日の会場には多くの人々が集まった。
昔懐かしい味わいのポン菓子やジャム、特産品を活かしたリンゴジュース、煎餅などの食品から、缶バッチといった手作り品まで、岩手、宮城、福島の3県にある障がい者事業所で作られた製品を販売価格で買い取って販売。
イベントを主催した中央区社会福祉協議会などでは、販路が絶たれたり、活動継続が困難となったりして、復興の動きから取り残されることがないよう、被災地に継続して商品を発注することで支援を行っていく方針としている。
地元の障がい者による製品販売も実施、売上の一部は募金
この日は、地元中央区内の障がい者事業所の商品販売もあわせて行った。こちらでは商品の認知、販促を目指したほか、売上の一部である5%を募金として、被災地支援のため東北の社会福祉協議会に送金することにしている。
11:00から17:00まで開催されたイベントでは、ボランティア活動の写真展や追悼コンサートなども行われ、参加者は震災犠牲者の追悼と被災地復興への願い、障がい者も含めた多様な人々の共生社会実現への願いを新たにした。

神戸市 記者発表資料
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2015/03神戸市中央区社会福祉協議会 ホームページ
http://chuou-shakyo.or.jp/