社会福祉法人もやいの会の「まや」がイベントを開催
佐賀県多久市の社会福祉法人もやいの会が運営する「障害者支援センターまや」が7日、開業祭&初収穫祭のイベントを開催した。障がい者就労の場を確保するとともに、地域と障がい者の共生を促進することを目的としており、イベントは施設のPRを図って実施された。
「障害者支援センターまや」は、多久市南多久町下多久の旧南部小学校跡地に誕生したもので、“食と農”をテーマとした障がい者支援サービスを提供し、地域のなかで生き生きと暮らすことができる、社会に参加することができるシステムの構築を目指している施設。
地域のさまざまな団体と幅広く連携しながら、障がい特性に応じた暮らしの質の向上を実現させるため、個々のニーズに合ったサービスを選択的に提供していけるような場を目指しているという。
農業や菓子製造などを展開
「障害者支援センターまや」は、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援、生活介護の4つの事業を手がける小規模多機能型施設として運営される。利用者らはハウス養液栽培による野菜栽培といった農業や、ブランド菓子の製造などの作業に従事したり、一般事業所での雇用が可能と見込まれる場合には、職場体験や必要な知識・スキルの習得などに努めたりしていくという。
7日の開業祭&初収穫祭では、トマトの収穫を祝ったほか、福岡市の障がい者らによるバンド、JOY倶楽部の演奏会や、県内各福祉作業所の製品販売会、ミニコンサートなどが開かれた。
「障害者支援センターまや」では、地域とコミュニケーションを図りながら、福祉のフロンティアを目指していきたいとしており、今後の展開が注目される。
障害者支援センターまや ホームページ
http://maya.saga.jp/