売上金などを盗まれた
障害者の雇用を積極的に行ってきた共働事業所「
けいかん」が事務所荒らしに遭い、製品販売の売上金などを盗まれた。障害者らの給料支払いが滞る恐れがあるとして、救済カンパを呼びかけている。
最低賃金の保障を受けクッキーなど販売
同事業所は特定非営利活動法人「けいかん」が運営している。「けいかん」は障害者の生活・労働権の確立をめざし、障害のある人もない人も共に働くことができる共働作業所づくりとその運営を実施しするとして、障害者差別をはじめあらゆる差別の撤廃に取り組み、真の共生社会の実現に寄与することを目的とするとの理念をもっている。
現金40万円も盗まれる
被害に遭ったのは11月、夜間に事務所が荒らされ、ノートパソコンやデジタルカメラなどが盗まれた。
また、その日の売上金や家賃代などが含まれていたという。
12月分の給料は支給できたが、1月分は厳しい状況にあるという。そのため、年末年始も休暇を短くして収益が上がるように努めていた。「けいかん」の日高所長(46)は「障害者の雇用を守るためにも、救済カンパに協力を」と切実に訴えている。