一般財団法人KIBOWが運営する「KIBOW社会投資ファンド3号」は、障がい者就労支援施設と企業のマッチングを行う、株式会社ミンナのミカタHDに3,000万円を出資した。
日本の障がい者就労における問題を、構造的に変えることを目指す
ミンナのミカタHDは、全国の就労支援施設と企業をマッチングするプラットフォームを運営する企業。
ITデータ作成や倉庫業務等についてBPOサービスを求める企業と、仕事の受注先を探す就労支援施設をマッチングすることで、障がいを持つ人々が企業現場で活躍する機会を創る仕組みを提供している。
障がい者就労については、近年の法改正に伴い、施設運営の維持が一層困難なものになるなど、社会的な課題になりつつある。同時に、企業においては、障がい者法定雇用率の上昇や「みなし雇用」の論点に、ますます関心を集めている。
KIBOWは、今回の出資を通じて、同社がフロントランナーとしてベストプラクティスを実現・拡大していくことで、日本の障がい者就労における問題を、構造的に変えられる可能性があると考え、出資を決定した。
今回のラウンドは、澤田インベストメント株式会社との共同出資となり、同社の資金調達額は合計5,000万円となった。KIBOWとしては、0件目(17社目)の出資となる。
(坂土直隆)