MAST支援会の「クラブポールスター」とは
大阪市の一般社団法人MAST支援会(マストしえんかい)は2人のクリーニング事業主と企業経営者が3人で立ち上げた団体で、2014年春から「クラブポールスター」という事業を展開している。
それは一般の家庭にあった、捨てられないぬいぐるみを有償でクリーニングしたあと、ラッピングして海外の施設の子供たちに寄贈するという社会貢献型プロジェクトだ。
障がい者就労支援施設にクリーニングとラッピングを依頼
同プロジェクトは、障がい者就労支援にも役立っているという。この約2年間で全国から何千というぬいぐるみが集まったが、その全てを大阪の障がい者就労支援施設でクリーニングとラッピングをしているからだ。
ぬいぐるみは、障がい当事者がひとつひとつ丁寧に手洗いでクリーニングを行っている。この障がい者就労支援施設の担当者の話では、今まで決められた仕事をしているだけだったのが、この事業の仕事に携わるようになり、海外の子供たちのためにクリーニングをしているというやりがいを見出し、仕事への意欲を感じて取り組んでいるという。
海外の施設だけでなく国内の災害支援にも一役
これまで海外6ヵ国18施設の子供たちに多くのぬいぐるみを届けてきた。施設は障がいのある子供たちの施設、 孤児院などで、どこの施設でも子供たちはぬいぐるみに大喜びするという。贈った施設や団体からのお礼の手紙やメールなども寄せられている。
国内でも2016年4月に起こった熊本地震の際は、同会も他の企業や団体と連携して必要物資を集めて被災地に届けたが、物資と一緒に「クラブポールスター」で集まったぬいぐるみを避難所の子供たちに届けた。海外の子供たちに、障がい者の働きがいのある仕事の創出に。意義のあるこの活動に興味のある人は、まずはホームページを。
(画像はプレスリリースより)
マスト支援会のプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000019664.html「クラブポールスター」
http://e-cps.org/