
2019年4月のオープンの東京リハビリテーションセンター世田谷(仮称)は、IoT技術を用いたトレーニングプログラム「モフトレ」を提供している株式会社Moffと共同で、リハビリのためのレコメンドAI「モフトレ・コーチ」の共同研究をスタートし、オープン時から順次導入すると発表した。
最適なトレーニングを提案するレコメンドAI
「モフトレ・コーチ」とは、タブレットとウェアラブルバンドを用い、利用者の目標や身体機能の測定結果から、利用者の身体機能を自動で評価、「転倒リスク」などさまざまな指標を見える化し、一人ひとりに最適なトレーニングを提案するレコメンドAI。
通常老健やデイケアのリハビリ専門職の配置は限られた人数であり、「利用者の集団体操やレクの時間も自主トレや機能訓練の機会になればいいが、リハビリ専門職は自主トレに関われない」等の声が多く聞かれるという。
そこで「モフトレ・コーチ(仮)」は本人の目標・身体機能の評価結果から「どの運動をどのくらいやれば良いか」を提案してくれる。
家族へも情報提供できる配信サービスも検討
また記録機能で、運動結果を利用記録と合わせて提供する事が出来れば、利用者様のモチベーション向上も期待できる。
さらに、利用者本人だけでなく家族へも情報提供ができるよう、事前登録した人へ結果を配信できるサービスも検討していく予定。 (慶尾六郎)