
キズキグループは、うつ病など精神疾患、また発達障害の社会人の方向けの学びの場として、『キズキビジネスカレッジ』を4月1日に新宿区にて開校する。
仕事を諦めた人に労働意欲を取り戻してもらう
『キズキビジネスカレッジ』は、精神疾患や発達障害のために職場に適応し辛くなり退職を選択した人、また、それらの疾患や障害のために大学等教育機関を卒業後も就労が出来ずにいる人など向けに、ハイレベルなビジネススキルを身につけてもらうためのスクール。
精神疾患や発達障害のため職場に適応しづらい方の中には、教育水準が高く、本来は高度な専門性を発揮できる人もいる。
しかしながら一度働くことを諦めてしまうと、働くことへの自信や自己肯定感が失われ、結果として就労意欲の低下や精神疾患の悪化を招くケースが少なからず起きうるのが、現在の日本社会の状況。
また、現在の障がい者雇用市場は、一般的な雇用市場と比べると、職種、雇用形態、給与水準の選択肢が限られている状況にある。
利用者自身が、自身の強み・弱みなど「特性」の自己理解を深め、働く上で有用な新しい「専門性」としてビジネススキルを身に着け、ビジネスの世界で活躍できる人材となることをサポートするために開校したという。 (慶尾六郎)