
株式会社TKCは、市区町村向けに提供する「TASKクラウド福祉相談支援システム」の大幅な機能拡充を図る。
これは、市区町村の〈相談支援業務の効率化〉と〈住民福祉の充実〉を支援するもので、6月から今秋にかけて〈相談・支援経過の記録管理〉機能を強化拡充する。
また、市区町村向け製品では初の試みとなる「生活支援記録法」に基づく〈記録作成の効率化と活用〉に関する新機能の研究・開発へ取り組み、来春の提供開始をめどに福祉相談支援システムへの搭載を予定している。
住民へのワンストップ相談対応などサービス品質の向上が可能に
これにより市区町村では〈業務の効率化〉と〈職員の生産性向上〉を図りつつ、複合的な課題を抱える住民への〈ワンストップ相談対応〉や〈関係各課がスムーズに連携した総合支援〉によるサービス品質の向上が可能となる。
TASKクラウド福祉相談支援システムは、「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」(2018年4月施行)により役割強化が求められる市区町村の相談支援業務をサポートするもの。
これまで福祉・介護・保健など担当部署ごとに管理されていた情報を一元的に管理・共有できるようにし、相談受付から支援経過管理、対象者の把握、報告書の作成までトータルで支援する。 (慶尾六郎)