東日本電信電話株式会社栃木支店(NTT東日本栃木支店)は、日光市において、外国人や聴覚障がい者の方への意思疎通を円滑に交わすことが可能となる「みえる通訳」を、4月から導入している。
テレビ電話形式でオペレーターがリアルタイムで通訳を行う、映像通訳サービスを導入
日光市では、2018年4月1日より施行された「日光市手話言語条例」に基づき、電話リレーサービスの導入や、日光市の歌を手話で訳した動画の作成を通じて、手話通訳の普及を目指してきた。
しかし、手話ができる職員が少ないという課題があった。また、市民課や税務課での在留外国人とのやりとりの中で、言語の壁を感じる場面が多くあった。
「みえる通訳」は、外国人や聴覚障がい者の円滑なコミュニケーションを支えるため、スマートフォンやタブレットを利用し、テレビ電話形式でオペレーターがリアルタイムで通訳を行う映像通訳サービス。
13か国語もの多言語による通訳のほか、日本手話の通訳にも対応しており、利用したいサービスや言語をスマートフォン等の画面上で選択し、オペレーターを呼び出すというシンプルな仕様のため、デジタル機器の扱いに不慣れな人でも安心して利用できる。
今回の導入により、日光市は、市民課・社会福祉課・税務課窓口・日光行政センター・藤原行政センターにて、「みえる通訳」が利用可能となった。
(坂土直隆)