障害者向けサービス研究開発を行う株式会社シアンは、テクノツール株式会社、筋ジストロフィー患者である梶山紘平氏と合同で、電動車いす上から右頬に設置したスイッチと視線入力による操縦で、200g以上の機体の飛行に成功した。
これを受け、5月19日(木)に、メディアおよびドローンメーカー関係者を対象とした公開テストフライトを開催する。
重度肢体不自由者が一人ひとりに適した方法で、安全にドローンを飛ばして楽しむことを目指す
この「ドローン アクセシビリティ プロジェクト」では、いわゆる「寝たきり」の状態にある、重度肢体不自由を抱える梶山氏が操縦することで、ドローンがもたらす新たな可能性を発信する。
これにより、重度肢体不自由者が一人ひとりに適した方法で、安全にドローンを飛ばして楽しむことはもちろん、インフラ点検や配達といった業務に従事できるようにすることを目指す。
プロジェクトチームは、2024年の事業化に向けて、実用化開発への協力に関心のあるドローンメーカーや希少疾患に関連するヘルスケア企業等を募集している。
テストフライト後には、3名の車いすユーザーを含む関係者によるインタビューセッションを行い、プロジェクトの目的や今後の展望について語る。
■テストフライト実施概要
開催日:5月19日(木)。荒天の場合は5月26日(木)に実施
会場名:湘南ヘルスイノベーションパーク(通称:湘南アイパ
ーク)
申し込み方法:申込みフォームより5月17日(火)までに申込
み
申込みフォームURL:
https://forms.gle/BhWRT1Vq5kstyDQR9 (坂土直隆)