就労体験も行う
栃木県芳賀郡にある紙袋・包装紙製造会社「
ヘイコーパック」(鈴木健夫社長)は社員・パート120人のうち20人が障害者と、県内の民間企業における障害者雇用率1・54%を大きく上回る。この会社では知的、身体、精神とさまざまの障害者がいるが、
体幹障害者を雇用するにあたり、障害者用トイレも作ったという。
トライアル雇用も実践
鈴木社長は「半年から1年もすれば、みんな一通り(仕事を)きるようになります」そして、「繰り返して仕事を教えるこで、社員のコミュニケーション能力が高まる」などと強調する。以前から障害者を雇用してきたが、社会福祉法人「こぶしの会けやき作業所」との交流をきっかけに、数が増えていったという。また、トライアル雇用などを経て採用もしいるとのこと。
障害者があっても役立てる
袋の中に板紙を入れる作業を担当する押久保由佳さん(33)は。「先輩がとても優しく助けてくれる」と話す。鈴木社長は「いろんな人がいて、一緒にやっていくことで会社は強くなる。もっと多くの企業に障害者を雇用してほしい」と力強く語る。