失業者も対象
静岡県は、失業者や就職や進学先が決まっていない高校卒業予定者らを対象に、介護職場で働きながら資格を取得してもらう「介護職員雇用支援事業」をスタートすることにしている。県は働く場となる委託先となる、特別養護老人ホームなどに応募を呼び掛けている。
最大800万円を支援
採用された人は、給料を貰いながら資格取得を目指し、介護福祉士は2年間で、ホームヘルパー2級は1年間以内で130時間の講座を受講して、資格取得を目指す。募集定員は、介護福祉士コースが20人、ホームヘルパー2級コースが130人となっている。委託先の事業者に対し人件費など、介護福祉士コースに2年間で最大800万円、ホームヘルパー2級コースには1年間で最大280万円を支援することにしている。
人手不足解消を期待
事業者側にとっては、介護職場で慢性化している人手不足を解消できることが期待されている。県厚生部は「現場で知識や技術を身に付けてもらい、資格を取得する人が増えてもらえれば」と述べている。