本音は若者
滋賀県で
障害者施設などの
合同就職説明会が開かれた。求人条件の多くは40歳代以下の女性だといい、うつむき加減の中年男性の姿も見られた。就職説明会には、参加者306人の3分の2を社会人が占めたが、参加事業所の一人は「施設入所者の大半が女性なので、
介護スタッフも若い女性が必要。なるべくなら新卒学生がいい」と本音に声が聞こえてきた。
建前ばかり
また、説明会に合わせて県が設置した、働きながら公費で資格取得できる介護雇用プログラムの説明ブースには、人が殺到したとのこと。来年度も75人程募集する予定だが、プログラム参加事業所のほとんどが女性だという。56歳の男性は「人手不足と聞いていた福祉業界でも、中年の男は厳しい顔をされる。どこへ行けばいいのか」と戸惑いの表情を見せた。
政府は核心をついた対策を!
介護に関心がある年配女性は多いが、ホームヘルパーの事業者は運転免許が必須条件となっており、初めから条件に合わずあきらめる者がいる現状がある。政府は福祉業界の就労支援とキレイ事を言っているが、その現実を国民に知らせることがまず大事ではないだろうか。