不満が残った
障害者アルペンスキーの
ジャパンパラリンピックに出場した男子座位の
鈴木猛史選手(21)は11日の大回転、10日のスーパー複合種目ともに2位の成績で大会を終えた。バンクーバー・パラリンピックの前哨戦だった大会だったが、滑りは満足いかなかったようだ。
課題が残ったワールドカップ
1月にあったワールドカップでは、チェアスキーのいすとスキー板の取り付け方が悪っため、ターンの際に体が雪面とすれたり、スキー板の踏み込みが上手くいかなかった。
復調できた
調整して臨んだ「ジャパンパラリンピック」で具合を確かめ、順調な仕上がりが確認できた。大回転では、2本の合計時間は1位とは0.06秒の僅差だった。鈴木選手は「1本目の中盤でターンした時にポールが背中に当たり、痛くて力がかからなかった」と悔やんだ。鈴木選手は「雪質が悪い場合の対処法がつかめたのは良かった」と述べた。