法相、改善に取む
性同一性障害のため女性から性別を変更した夫(27)が、第三者から精子の提供を受けて
人工授精でもうけた子が非嫡出子とされている問題で、
千葉景子法相を訪ね、速やかに嫡出子として認めるよう求めた。男性は会見し、「国から男として認められ、妻が頑張って息子を産んでくれたのに、なぜ父親になれないのか」と市の対応を批判した。千葉法相「早急に改善に取り組みたい。嫡出子として認められることを前提に検討したい」と述べた。
学説では嫡出子
男性は実弟から精子の提供を受け、妻が昨年に男児を出産した。代理人の弁護士は「非配偶者間人工授精による出産は、夫と子の血縁関係がなくても妻の子は夫の嫡出子になるとの学説が多い。嫡出子と認めない理由にならない」と話す。