企画・運営は障害者
就労訓練を受けた障害者たちが企画するピアノリサイタルが、上厚崎の
黒磯文化会館で開かれた。 「企業による障害者の雇用を義務ではなく戦力として実現」することを目指す「
ウイングルヒューマンサポート黒磯」が訓練の一環として実現した。
自閉症ピアニストが演奏
障害のある10~50代の利用者20人がパンフレットやチケットを作り、また、当日の演出などを企画・実施するなどして準備を進めてきた。
自閉症の障害者でピアニストでもあるTBC学院大田原校高等部2年の鈴木さん(17)がベートーベンの「悲愴」やショパンの「幻想即興曲」など13曲を演奏した。
経験を生かしたい
1曲ごとに曲名やエピソードの説明などを担当した吉田さん(33)は「いろんな障害の人をいたわりながら進めるのは難しかった。この経験を就労にも生かしたい」と語った。 担当者は「今後も新しい形の訓練を実施していきたい」と述べた。