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従業員の銃撃事件 容疑者に何が起こったのか(2/2)米

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従業員の銃撃事件 容疑者に何が起こったのか(2/2)米

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従業員としてのブラウン容疑者
前回は、アメリカ・オハイオ州にあるオハイオ州立大学で起きた用務員銃撃事件の概要と関係者の話をお伝えした。今回は、従業員としてのブラウン容疑者の素顔に迫ってみよう。

ブラウン容疑者は、昨年8月に同大学の用務員として雇用された。だが雇用は「試用期間」という条件付で、今月2日には大学側から「正式採用はしない」旨をを告げられた。

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大学側が正式採用をしないことを決めた直接の理由は明確にされていないが、関係者によると「経歴書に偽りがあった」という。ブラウン容疑者は過去に窃盗容疑で5年間刑務所に収監されていたが、その旨は経歴書に記載していなかった。

また面接では「これまで解雇されたり、辞職を促されたことはない」と話していたが、実際には以前の勤務先はブラウン容疑者を解雇する手続きを進めていた。当時の従業員との間でもめ事があり、当時の上司が書面でブラウン容疑者に本人の問題点を指摘したところ、ぱったりと出勤しなくなってしまったのだという。

今回の採用の際、大学側は以前の勤務先に確認の問い合わせは行っていない。

これらの経緯に加え、プライベートでも様々な問題を抱えていた。内縁の妻と思しき女性がブラウン容疑者のもとを去り、所有していた家も差し押さえられていた。だがブラウン容疑者は家を手放すことを固く拒み、裁判所との間で調整が行われていたのだという。

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心のよりどころを失ったブラウン容疑者
そんなブラウン容疑者にも、心を許せる相談相手がいた。殺害されたウォーリングトンさんの前任だったトレイシー・ガンターさんだ。

ガンターさんによると、ブラウン容疑者には学習障害があったのだという。仕事の指示なども頻繁に忘れてしまい、床のワックスがけに使用する機械の操作など、毎日の業務で行うことがなかなか覚えられなかったようだ。ガンターさんの在職中にすでに一度、ウォーリングトンさんとの間で何らかの衝突があったのだとという。

「私の退職後、どうすればウォーリングトンさんとうまくやっていけるのか見当もつかない、と打ち明けられました」とガンターさんは言う。

話を聞いてくれる上司を失い、プライベートではパートナーも家も失っていたブラウン容疑者。これらの出来事が重なったことが事件への引き金となったのだろうか。
(編集部 小川優子)

外部リンク
Workplace Violence Strikes Another University Campus
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