任意で聴取
札幌市のグループホーム「みらいとんでん」で入居者とみられる7人が死亡した火災で、火元とみられるストーブ付近で日常的に洗濯物が干されていたことが明らかになった。業務上過失致死容疑を視野に、運営会社「みらい25」の責任者から任意で事情を聴いている模様だ。
認知症の老人
同ホームでは認知症のお年寄り9人が入居していたが、火元は1階ホールの石油ストーブ付近とみられる。警察が入居者の家族らから状況を聴いたところ、よくストーブの近くに入居者の洗濯物が干されていたことが分かった。夜間のヘルパーの職員は1人態勢だったが、職員は仮眠せずにホールで待機することになっていた。
消防計画は?
また、札幌市消防局によると、同ホームは消防計画を作成をせず、消防設備が正常に動くかどうかの点検結果の報告も行っておらず、消防法違反で指導を受けていた。しかし、避難訓練は昨年2回行ったという。

札幌市消防局
http://www.city.sapporo.jp/shobo/