車いすアクセスがない!
車いす利用者ジュード・リー氏は、昨年8月、ジェットスター航空のダーウィンーメルボルン便を利用した。その際、飛行機が空港ビルに接着していなかったため、車いすのまま機内に入ることができなかった。加えて、車いす用のリフトは故障している状態で、乗務員の一人がまるで荷物を担ぐかのようにリー氏を機内に運んだという。
さらに、1月に同航空機を利用した際にも、車いすのアクセスはなく人の手によって機内に運び込まれたという。これは、リー氏にとって非常に屈辱的なことだったという。
これに対してジェットスター航空側に回答を求めると、乗務員が運んだことは認めたが、それが「反差別行為」には当たらないと主張している。また、破格値運航をうたい文句にしている同社では、ほかの航空会社が設置しているような完璧な装備を備える予算はないという。
格安航空券、設備不完全
では、ジャットスター航空を利用しなければよいという結論に達しそうだが、予算的な面でリー氏はジェットスター航空を利用するしかないという。
なお、リー氏の職業は弁護士であり、現在ジャットスター航空を相手取り訴訟を起こす準備を進めている。また、ノーザンテリトリー反差別協会もリー氏の訴えを支持しているという。
編集部 青空ひなた

Jetstar Airways Accused of Mis-Treating a Handicapped Passenger・gain
http://blog.seattlepi.com/airlinereporter/archives/205477.aspジェットスター航空(日本語/英語)
http://www.jetstar.com/