銀行関連の人材派遣会社が特例子会社設立へ
株式会社大分銀行(本店 大分県大分市:以下同行)の関連会社である、人材派遣サービス業の「大銀スタッフサービス」(大分県大分市)が先月25日、「障がい者の雇用促進等に関する法律」に基づく特例子会社の認定を受けた。
地方銀行としては全国で3例目
全国にある地方銀行で特例子会社の認定を取得したのはこれが3例目。ハローワークなどを通じて4月に19~52歳の障がい者15名を嘱託社員として採用した。
子会社を含めた同行の障がい者雇用率は、法定雇用率(1.8%)を超える2.11%となった。
障がいの者の社会参加と自立を支援する同行の取組とは
採用された障がい者は、身体、精神、知的とさまざま。それぞれジョブコーチや行員から支援を受けながら、同行からの委託による照会業務などを担当。障がい者に人気の高い事務系での就職の間口が広がり、採用されたメンバーは順調なスタートを切っているという。
同行では行員58人が障がい者への接客を研修して「サービス・ケア・アテンダント」の資格を取得。ほかにも店舗のバリアフリー化を進めるなど、障がい者の社会参加や自立を支援する取り組みに積極的である。
大銀スタッフサービスの三好社長は、障がいのあるスタッフがお互いに助け合い、期待以上の仕事ぶりに驚いているという。今回の認定をきっかけに、今後もより多くの就労機会の創出と働きやすい環境づくりを目指し、障がい者の社会参加と自立を支援していきたいとしている。
大銀スタッフサービス株式会社大分銀行