障害者就職件数また増加
2014年5月14日(水)厚生労働省は2013年度の障害者の職業紹介状況を公表した。それによるとハローワークからの障害者の就職件数は前年度の68321件より77883件と大きく数字を伸ばし、4年連続で過去最高を更新したことになった。
就職率も前年の42.2%から45.9%と、こちらも4年連続で上がっている。
精神障害者就職率が飛躍的に増える
また身体障害者の就職件数も28307件で前年より6.5%増えているものの、精神障害者の就職件数が29404件と前の年から23.2%と大きく増加し、身体障害者就職件数を初めてを上回る結果となった。
産業別、職業別での傾向
障害者就職件数は合計169522件で全体的にも増えている。産業別では医療・福祉、卸売業・小売業、製造業での就職件数が増加しており、障害の種別での結果でも同じような状況がみられる。
職業別では運輸・清掃・包装等の職業の割合が多く、それに続いては事務的職業、サービスの職業、生産工程の職業、専門的・技術的職業の順となっている。
障害者別では他の障害種別と比較すると事務的職業の割合が高いのが身体障害者、運輸・清掃・包装等の職業については知的障害者が高くなっている。
2014年4月から障害者の法定雇用率が引き上げられたことから、次年度はさらに就職件数が増加するものと期待される。

厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/厚生労働省プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp-Houdouhappyou-0000045833.pdf