府下27社目の認定企業に
大阪府東住吉区の特定非営利活動法人なでしこが、新たに大阪府の「障がい者サポートカンパニー優良企業」として登録認定を受けた。平成26年7月4日付で認定されたもので、10日、同法人より報告発表された。認定は大阪府下で27社目になるという。
大阪府では、障がい者の雇用や就労支援に積極的に取り組む企業などを「大阪府障がい者サポートカンパニー」もしくは「大阪府障がい者サポートカンパニー優良企業」として登録し、広く周知することで、障がい者の就労支援と雇用拡大を推進するための取り組みを行っている。
登録有効期間は、登録日から起算して2年を経過した日以降の最初の3月31日までで、登録されると大阪府のホームページなどで取り組みを紹介してもらえる。なかでも「優良企業」の認定登録を受けると、さらにハートフル企業顕彰による表彰の選考対象となる資格が与えられるほか、大阪府の制度融資「チャレンジ応援資金(金融機関提案型)」のうちの当該融資メニューにおいて、金利優遇などの措置を受けることができる。
“デザインの力で幸せを創造”、障がい者をプロフェッショナル人材に
特定非営利活動法人なでしこは、事業所「ワークスペースなでしこ」を、地域のITステーションとして、ICTを福祉分野に展開することを事業の中核に運営している。“デザインの力で幸せを創造する”ことを事業理念とし、ホームページ制作やCMS開発、SEO対策、ショッピングサイトやモバイルコンテンツの制作、アクセスログ解析をはじめ、名刺やチラシ、カレンダーや会社案内、各種パンフレットの制作なども手がけている。
障がい者が最先端の技術を身につけ、プロフェッショナルな人材として社会で活躍する仕組みの構築を目指しており、すでに障がい者のみを雇用する株式会社データトラストも設立。雇用体制の整備を進めているという。
なでしこでは、今回の障がい者サポートカンパニー優良企業認定を機に、より一層人々のこえに耳を傾け、ノーマライゼーション社会の実現に寄与するような事業展開を進めていきたいとしている。
特定非営利活動法人なでしこ お知らせ
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