
佐賀労働局が労働者56人以上の企業を調査した結果、県内の企業における障害者雇用率は2・13%(前年比同)で全国4位だが、法定雇用率を達成した企業の割合は70%を超え、4年連続全国1位となった。
なお、法定雇用率は全国平均は45%余りで佐賀県内の企業はこれを大きく上回った。雇用率が2~2・1%が必要とされる公的機関の県と県警の平均は2・46%にとどまった。
県教育委員会は学校司書への採用を開始するなど障害者雇用の強化に乗り出しているが、法定雇用率1・92%と未だに低い水準のままだ。
しかし、全国順位は22位から10位にあがるなど明るい兆しも見せている。同県労働局は「今後は未達成の公的機関や企業に対する指導を徹底していきたい」と語り、より一層の雇用率達成を目指す考えをしめした。