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2024年03月29日(金)
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捨てられないぬいぐるみをきれいにして海外へ!障がい者就労の支援にも

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捨てられないぬいぐるみをきれいにして海外へ!障がい者就労の支援にも

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「MAST支援会」、障がい者施設でクリーニングしたぬいぐるみを子どもたちに寄贈
関西のクリーニング業者らからなる一般社団法人「MAST支援会」がユニークな取り組みを開始している。家庭に眠る捨てられないぬいぐるみを引き取り、障がい者施設に作業を委託してきれいにクリーニングし、世界の支援を必要とする途上国などの子どもたちに寄贈するというものだ。処分に困るぬいぐるみを活かし、障がい者らの就労支援と厳しい環境にある子どもたちの心をあたためることを目指す。

この取り組みは、社会貢献型プロジェクト「クラブポールスター」と名付けられたもの。日本は世界でも抜きんでた“ぬいぐるみ大国”であり、大人から子どもまで多くのぬいぐるみを持っている。だが身の回りを整理する際など、愛着のあるぬいぐるみは捨てづらく、置き場所にも困りがちだ。

クラブポールスター
利用者も気持ちよくぬいぐるみを送り出せ、障がい者の就労支援・工賃アップにも
ここに着目したのが「クラブポールスター」の事業で、現代の“人形供養”のひとつとして、こうしたぬいぐるみを有償で引き取っている。寄せられたぬいぐるみのクリーニングや簡単な補修、ラッピングといった作業を、大阪市内にある社会福祉法人加島友愛会の障がい者スタッフが担当し、心をこめて新たな命を吹きこむ。

こうして美しくラッピングされたぬいぐるみが一定数そろったところで、海外の施設と連絡を取り合い、国際郵便で発送する。まずはインドネシアやタイなどの孤児院、小児障がい者センター、小児がん医療センターなどの子どもたちにプレゼントする方針で、今月5日には第1弾としてタイの3施設へ実際に寄贈がなされた。

内戦に巻き込まれ、心に深い傷を負った子どもたちや、経済的事情からおもちゃやぬいぐるみなど手にすることも難しいという子どもたちも数多い。「クラブポールスター」では、こうした子どもたちにぬいぐるみを通じ、少しでも笑顔を、あたたかさを届けることができればとしている。

思い切ってゴミとして捨てれば、資源として無駄になることはもちろん、ぬいぐるみという性質上、罪悪感も生まれやすい。クリーニング作業などに従事する障がい者は、やりがいと意義を見出して取り組みやすく、新たに雇用が創出されて、工賃アップも期待できる。受け取った子どもたちが笑顔になり、新たな友だちとして愛し、心強く日々を生きられるようになれば、誰にとってもうれしい循環が生まれるだろう。

ホームページでは、随時ぬいぐるみの寄贈を受け付けているほか、事業の流れ、寄贈時の現地における様子などを詳しく紹介している。ぜひ今後のさらなる展開にも期待したい、注目の取り組みだ。


外部リンク

クラブポールスター 公式ホームページ
http://e-cps.org/

一般社団法人MAST支援会 ホームページ
http://mast-cps.org/

Amazon.co.jp : クラブポールスター に関連する商品



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