東海村、民間企業への就職ステップアップを目指す知的障がい者事務員を募集

東海村役場では、平成23年4月から知的障がい者を非常勤嘱託員の事務員として雇用し、最大3年間の業務経験をもととして民間企業への就職を実現することを目的とした「チャレンジUPオフィス」を設けている。同村は9日、この「チャレンジUPオフィス」で、平成27年度から新たに勤務する知的障がい者事務員の募集を行うと発表した。

「チャレンジUPオフィス」は、東海村役場の2階に設けられたオフィス。雇用された障がい者は、役場内の郵便関連業務や廃棄機密文書のシュレッダー処理、各課からの依頼業務への対応を担当業務とし、祝日を除く月曜日から金曜日までの平日、9:00～16:00の1日6時間、週30時間勤務する。

村が直接雇用し、オフィス業務に従事してもらうことで、一般企業で必要とされる事務の基礎技術を身につけ、就職につながるスキルアップを図るほか、自治体として率先して雇用を創出することで、知的障がい者に事務職は任せられないといったイメージを払拭すること、そして民間企業における知的障がい者の雇用拡大を促すモデルケースとなることを目指しているという。

東海村在住の知的障がい者で、村役場まで自力での通勤が可能な人であれば、誰でも応募でき、1月9日から2月10日まで申し込みを受け付ける。平成27年2月21日に筆記試験・実技試験・面接試験による採用試験を実施し、1名を採用する予定だ。

採用された知的障がい者は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの雇用が決定する。この雇用期間は更新の可能性があり、最大3年間まで延長される。報酬は平成26年度現在で月額91,000円。別途交通費を支給し、社会保険（健康保険、厚生年金保険）、雇用保険加入の福利厚生も用意している。




東海村　チャレンジUPオフィス 知的障がい者事務員募集について
http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=3755

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