「心のフィットネス CLUB会員制度」を2月1日より開始
一般社団法人リエンゲージメントは14日、同法人が運営する「カウンセリングルーム Reengagement」で、新サービスとなる「心のフィットネス CLUB会員制度」をスタートさせることを発表した。サービスの提供は2015年2月1日より開始する。
この「心のフィットネス CLUB会員制度」は、精神障がい者の雇用継続をサポートする就労支援サービスで、本人が安定した仕事を得ることができるようにすることはもちろん、企業にとっても安心して雇用できる仕組みを整えていくことを目的としている。
精神障がい者の雇用義務化などで、障がい者雇用へのニーズは高まっている一方、カウンセリングルーム Reengagementでは、精神疾患を患う精神障がい者の雇用経験がある企業から「突然来なくなったり急に辞めてしまったりして困る」という声もしばしば聞かれるようになっているという。
そこで、こうした現況を改善するため、一般的なカウンセリングで実施する、不安や不満の昇華・解消だけでなく、復職プログラムの観点や身体的なストレスコントロールの観点も重視した、生活設計全般のアドバイスを行う「ワーキングケアカウンセリング」を開発し、支援を始めた。
新たに開始する「心のフィットネス CLUB会員制度」は、この「ワーキングケアカウンセリング」をより受けやすいものに、また企業側も安心できる精神障がい者雇用継続システムとして充実した内容となるようにと用意したもので、これによって理想的な精神障がい者の雇用が促進されるようにしたいとしている。
企業の安心を確保し、安定的雇用を実現しやすく
具体的には、定期的な「ワーキングケアカウンセリング」に加え、毎日の出退勤にあわせて気分を記録し、フォローアップを行っていく仕組みである、東京メンタルヘルス株式会社のメンタル管理システムの「コンケア」を利用可能とする。
さらに自律神経バランスやストレス耐性の計測や、血流スコープのチェック、不安障がい的な症状を改善するバイオフィードバックシステム、GHQ精神健康調査、WAIS-III成人知能検査などといったアセスメントおよび検査機器が利用できる。
これらのサービスを会員制度として提供し、会員には会員証を発行するという。よって会員証を持った障がい者であれば、自身の障がいを理解し、その対処を行っているということがすぐに分かるため、企業も安心して仕事を任せやすくなると考えられている。
サービスの利用料金は登録料が月額12,000円(税別)、利用料が月額12,000円(税別)。なお、サービスの上限を超える場合などは追加料金が必要になることがある。相談は精神障がい者本人はもちろん、本人以外からも受け付けている。
(画像はプレスリリースより)
一般社団法人リエンゲージメントによるプレスリリース(アットプレス)
http://www.atpress.ne.jp/view/55905カウンセリングルーム Reengagement 心のフィットネス CLUB会員制度 ホームページ
http://www.cocoro-fitness.org/