精神障がい者の心を支えるシステム
一般社団法人リエンゲージメントが運営する、カウンセリングルーム Reengagementでは、「心のフィットネス CLUB会員制度」を立ち上げ、2015年2月1日(日)からこのサービスをスタートさせる。
精神障がい者雇用雇用義務化を控えて
2014年から障害者法定雇用率が2%となり、2018年4月から精神障害者雇用義務化が施行されることなどから、精神障がい者を雇用したいという企業が増えている。
だが、うつ病など精神疾患を抱える人を雇用したことのある企業では、突然来なくなった、急に辞めてしまったなどという経験をしているところも少なくない。
そこで同所では、精神障がい者でも安心して企業側が雇用できるように、また当事者は安定した仕事を継続できる仕組みとして「ワーキングケアカウンセリング」を開発し、当事者の支援を続けてきた。
日常生活の安定を支え、仕事に関しての気持ちもケア
「ワーキングケアカウンセリング」は生活記録を基に、薬の処方の変化や睡眠の安定、食事のバランス、適切な運動量などを提案。一般的なカウンセリングに加え、復職プログラムの観点や身体的なストレスコントロールといった部分に重きを置いているプログラムだ。
「心のフィットネス CLUB会員制度」は定期的な「ワーキングケアカウンセリング」に加え、メンタルヘルスやEAPの分野では老舗の「東京メンタルヘルス株式会社」によるメンタル管理システム「コンケア」を利用し、毎日の出退勤時の気分を記録。またアセスメント・検査機器も利用できる。
会員制なので煩雑な手続きがなく、当事者の心身の健康をサポートし続けてくれるこの精神障がい者雇用継続システム制度。精神障がい者の職場定着に向け、このようなサービスの利用も有効な方法といえるだろう。
(画像はプレスリリースより)
一般社団法人リエンゲージメント
http://reengagement.org/カウンセリングルーム Reengagement
http://www.cocoro-fitness.org/心のフィットネス CLUB会員制度
http://www.cocoro-fitness.org/fitness/index.html