異業種同士が行う障がい者雇用の施策とは
株式会社エコ計画と、株式会社ジェイコムハートが、障がい者雇用を促進する施策で提携したことによる、エコ計画の新リサイクル工場「Eスペース」でのジェイコムハート従業員の業務が開始された。
エコ計画とジェイコムハートとは
1970年創業のエコ計画は総合リサイクル企業で、産業廃棄物収集から中間処理、最終処分まで一貫して自社で行えるサービスを強みとしている。また産業廃棄物再生資源化処理から、旅館業など多角的に展開。
2015年10月に障がい者雇用促進のため、埼玉県の彩の国資源循環工場にある総合リサイクル施設、寄居エコスペース隣接地に新工場「Eスペース」を竣工した。
一方のジェイコムハートは2015年6月に株式会社ジュピターテレコム(J:COM)の特例子会社として設立。働く意志と能力を持つ障がい者に働きがいのある職場を提供、また健常者や定年再雇用の高齢者と共に働き、成長できる職場づくりを目指している。
今回の提携は、エコ計画がJ:COMグループの産業廃棄物処理とリユース・リサイクル業務を担当したことをきっかけに、両社が協力し障がい者雇用を進めていくことで合意。ジェイコムハート従業員が「Eスペース」内で業務に従事することになった。
親会社の電子機器を手作業で分別
現在ジェイコムハート従業員22名が、主にJ:COMから回収した使用済みの電子機器を手作業で素材ごとに分別。手作業により機械処理に比べてネジの一本に至るまで細かく、質の高い貴金属などの素材リサイクルが可能となる。その結果循環型社会への貢献につながっていくという。
こうした異業種の企業同士が協力して取り組むという、新しい障がい者雇用の形は、今後のさまざまな広がりを予感させるものだといえよう。
(画像はプレスリリースより)
株式会社エコ計画・株式会社ジェイコムハートのニュースリリース
http://www.eco.co.jp/topics/pdf/20151126.pdf株式会社エコ計画
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