障がい者雇用論のエキスパート坂本光司氏
法政大学大学院政策創造研究科教授の坂本光司氏といえば、人を大切にする経営学会会長であり、経済産業省やJICAといった国や自治体、団体の委員多数を務めている中小企業経営論、地域経済論、障がい者雇用論のエキスパートだ。
ベストセラーシリーズの最新刊が発売に
坂本氏の活動を有名にしたのがベストセラーとなった著書『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズ1~4(株式会社あさ出版)。そして2016年1月16日(土)には待望の5が発売され、メディアで記事に取り上げられるなど話題となっている。
北海道から九州まで6社を紹介
5では理想の経営を行っている6社を掲載。「過酷な運命を背負った障がい者が設立した夢のようなクリーニング会社・社会福祉法人北海道光生舎」、「高齢者、女性、障がい者を主役に据えた人間愛あふれる運動着メーカー・株式会社クラロン」、「会社はみんなのもの、との信念で幸せを輪のように広げるリフォーム会社・株式会社さくら住宅」。
「女性が大活躍する鋼材商社はお互いさまの精神で社員と家族に支えられる・株式会社天彦産業」、「社員と家族を幸せにする、創業者の意思を脈々と継ぐ環境緑化・保全会社・日本植生株式会社」、「世の中の役に立つ、ための会社だから不動のNO.1であり続ける明太子メーカー・株式会社ふくや」。
坂本氏は40年以上企業の現場研究に携わってきた中で、短期の業績追究ではなく、継続を第一義に会社に関わる人々の幸せを追求し、努力している企業は例外なく、業績が安定し高い。
そしてこうした企業は社会的弱者への思いも強く、雇用や取り引きを通し支援を実践している点も共通していると。働くとは。また真の経営の在り方とは。障がい者雇用への取り組みに参考にしてほしい1冊だ。
(画像は
Amazonより)

日本でいちばん大切にしたい会社5
http://www.asa21.com/tb8/201602_002.html