発達障がいの可能性を持つ学生に特化
総合人材サービスのパーソルグループのひとつで、障がい者雇用支援事業を行っている株式会社フロンティアチャレンジ。同社が2016年11月から対象を発達障がいの可能性がある学生にしぼった就職支援の専門チームを発足した。
増加する精神障がい、発達障がい者への支援の必要性
その理由として2018年4月に法定雇用率の算定基礎に精神障がい者が加わり、法定雇用率のさらなる上昇も決定。こうした状況を踏まえ、実際に精神障がい者の雇用数が年々上昇しているが、多くの企業がまだ発達障がい者を含む、精神障がい者雇用のノウハウを持たず、雇用や活用が進んでいないことが挙げられる。
さらに近年、発達障がいの診断を受けた学生は5年間で急増。自覚がないケースも含めると総数はさらに多いといわれている。発達障がいの学生への支援は拡大しつつあるが、潜在的な学生の多くは、就職活動や社会人生活を始めて、つまずくことで障がいを自覚することが多い。そのため早い段階での自己理解や適性認知が必要だ。
自己理解、適正認知をワークショップや業務体験で高める
同社の専門チームは、自己理解から職場定着までの就職活動をワンストップで支援。その第1歩として、コミュニケーションに課題を持つ大学生を対象に3日間のワークショップを通じ、自己理解や適性認知を行う就労支援サービス「コミュニケーションサポートプログラム」をスタートする。
ほか障がい特性に起因する就職活動でのさまざまな悩みを持つ学生向けに、ワークや企業内での業務体験を行い、個人の適性に合う職場選びをフォロー。さらに発達障がいの可能性のある求職者の自己理解支援、就労相談や職業紹介、就職後の定着支援までトータルでサポートするという。
テンプホールディングス株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000016451.html