横須賀市の障がい者雇用促進の支援策
横須賀市の平成27年度雇用奨励金実績は、現在市内外の150事業所で246人の知的障がい者や精神障がい者が雇用されており、同市ではさらに障がい者雇用を促進するためのさまざまな支援策を実施している。
市内在住の障がい者の就労も併せて支援
企業が障がい者雇用をメリットとするためには、障がい当事者の特性を理解し、その能力を引き出すことが重要なカギとなるが、そうしたことについての支援も同市では手がけている。
市の支援策を活用してもらうことで、横須賀市の障がい者を積極的に雇用してもらう狙いもあり、横須賀から通勤可能な範囲に限るが横須賀市域外の事業者も支援の対象としている。
奨励金だけでなく専門支援員のフォローなども
「雇用奨励金」は知的、精神の障がい者を新たに3か月以上雇用しようとしている事業主に支給認定を受けた障がい者が就労している間、月額3万円の雇用奨励金を支給するもの。なお神奈川県内では最高水準の金額となっている。
「職場訪問」は雇用奨励金が支給されている事業主に、よこすか就労援助センターや横須賀市障害福祉課が年2回以上の事業所訪問を実施。事業主からの相談や障がい者が長く働くことのできるような支援を行うもの。
「アフターフォロー」は知的、精神の障がい者が職場の環境に慣れるように、よこすか就労援助センター職員が同行か訪問を行って職場定着や共に働く人たちとの関係調整の支援や、各種行政機関への事務手続きの協力。また2015年度から開始された職場定着支援員によるサポート制度がある。
就労約3年間後には、よこすか就労援助センター職員が職場定着支援計画を作成。今後は障がい者の職場での悩みや課題をサポートする職場定着サポーターの養成も予定され、さらなる支援強化が見込まれている。
(画像は横須賀市公式ホームページより)
障がい者雇用奨励金
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/「横須賀市の障がい者を雇用しませんか」
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/