
総合人材サービスを提供するキャムコムグループの株式会社綜合キャリアオプションは、メタバースを活用した障がい者の業務スキル習得を支援するメタバース体験会を実施した。
障がい者の環境に配慮したリモートオフィスで、BPO業務の一部を実施するため
現在メタバース技術が普及し始め、その特性を実業務の中で活用する様々な取り組みが社会的に行われている。
その方法として特に注目されているのが、トレーニング領域での活用。マニュアルで伝えにくい業務プロセスの体感的な習得や、遠隔地間でのリアルタイムコミュニケーションは障がい者の就労支援の領域でも効果を期待されている。
今回実施した体験会は、障がい者の環境に配慮したリモートオフィスでBPO業務の一部を実施するために、業務トレーニングの実証試験として行われたもの。
東京都内のオフィスにいる営業部門から、長野県の障がい者雇用専門部署に向けて、メタバース空間を通して、業務トレーニングと実業務のコミュニケーションを体験する取り組みを行った。
東京本社の営業部と地方拠点のCVT(障がい者就労専門部署)、人事部のメンバーがメタバース上に集い、業務を実施した。メタバース上の業務は、一度も対面で会うことなく完結している。
業務に使用するシステムは、業務管理システムの「BENSYS」を用いて1時間で構築している。
(坂土直隆)