知的障害者を雇用
北広島町のスキー場「
八幡高原191」は今シーズンから知的障害者施設「
戸河内あすなろ園」の園生を採用した。仕事が少なくなる冬場に働く場を提供し、障害者をサポートする試みだ。
民間企業が提案
このスキー場は広交観光と地元建設会社の丸山工業が共同運営している。「障害者の働く場として活用し、地域貢献にもつなげたい」と丸山工業の提案し、「あすなろ園」に施設の管理業務の一部を委託することになった。園生20人が交代で勤務して、センターハウスの清掃や通路の雪かきなどを行っている。契約は3月上旬まで、受託費用は約60万円になっている。
通年で雇用確保
「あすなろ園」では農家の草刈りや解体作業などをしているが、冬場は仕事が少なくなり、雇用の確保が課題になっていた。同園の伊藤光則施設長(61)は「スキー場での仕事は初めて。園生のやりがいと収入の確保につなげたい」と話す。