理事長、自ら目が不自由
厳しい雇用環境の中、視覚障害者の就労を支援しようと
視覚障害者らによる、視覚障害者のための作業所「ポコアポコ」(青山茂理事長)が柏市に開設した。パソコン教室を開くほか、地域との交流も積極的に行っている。作業所を運営する任意団体「ゆめしずく」は「将来的には視覚障害者だけでなく、さまざまな障害者を支援していきたい」としている。
健常者でさえ就労が困難
「ポコアポコ」は青山理事長ら目が不自由な人たちによって設立された。視覚障害者が職についていた鍼灸、マッサージなどの分野で外国人らが増え、「健常者でさえ就労が困難な中」で障害者の就労が圧迫されるようになったことがオープンのきっかけになった。
木工教室で笑顔が溢れる
また、就労支援とともに、「障害者も地域に溶け込み暮らしていきたい」との思いから、健常者と楽しめる木工教室や編み物教室を開き、地域との交流を図っている。青山理事長は「各分野の専門家も必要で決して容易ではないが、複合的な障害者介護を手掛けたい」と夢を語る。
ポコアポコ作業所=(電)04(7136)0505