新卒者は大変に厳しい
地方における雇用状況は厳しく、
室蘭職安管内の新規高卒者の求人数は大幅減のため、就職決定者も伸び悩み、就職戦線は改善の兆しが一向に見えてこない。しかし、障害者雇用に関する
法定雇用率(1・8%)の達成企業は57・8%と前年同期に比べ3ポイントも増えたことが分かった。
実雇用率も増加
調査の対象企業83社に勤務する労働者1万4328人のうち、雇用障害者は239・5人(うち重度障害者は51人)と前年同期比で9人(3・9%)増。障害別の内訳は、身体179人、知的57人、精神3・5人となっている。法定雇用率達成企業は全国平均が45・5%、全道平均は49・7%になっているが、室蘭管内企業の達成率は57・8%とこれを大きく上回る。
今後も理解を求める
同職安では、「法定雇用率を達成していない企業は4割強を占めている。訪問指導を含め、今後もより一層理解を求める必要がある」として警戒を緩めていない。