営業のノウハウが活かされる
景気悪化により障害者就労支援施設の受注が低迷するなか「障がい者就労情報センター」で、
日光市が緊急雇用対策で採用た
古河電工の元営業マンが活躍している。発注元企業の要求に迅速に対応するため、各施設の受注能力などをデータベース化する作業を進めている。
賃金保障を目指す
同センターは、障害者の賃金アップを目指して発注する企業や行政と受注する施設をつなごうと、「
NPO法人はばたき」が開設した。 しかし、業長引き不況がで工賃の低迷や受注減などの状況が続いている。 同市がこうした状況を打破するため、国の
緊急雇用対策で非常勤職員1人を採用した。
高い能力を持つ障害者もいた
共同受注を担当する斎藤勲さん(67)は「仕事によっては健常者より高い能力を持つ障害者もいることに驚いた」と話す。各施設から寄せられた意見を集約した一覧表も作成した。「これで営業先の企業で受注の可否を即答できる」と語る。 斎藤さんは「障害者がやりたい仕事を取ってきてあげたい」と作成した資料を元に企業訪問を行っている。