本年度予算と同じ規模
京都府の山田啓二知事は会見で、2010年度の一般会計当初予算案の概要を発表した。その中で雇用や医療、福祉などに重点配分すると述べた。予算規模は8490億円台となる見通しも示した。
雇用創出に期待
主なものとして事業公募や雇用基金を活用した1万7千人の雇用創出、府北部勤務の医師の学費免除など医師確保対策、後期高齢医療制度の保険料支援、医療的ケアが必要な重度障害児者へのサービス提供などとなっている。現政権の掲げる対応として京野菜農家への支援、低所得者世帯向けの私立高校就学支援なども実施する。
職員給与も削減
また、財源不足を埋めるため職員給与4・3%相当の人件費カットや、事業見直しなどで195億円を捻出する。山田知事は「積極的な投資部分ではなく、府民の暮らしを守り、支えるという守備的なところに重点を置いた」と語った。