ニーズ合致
センコーは子会社を設立して農業に参入することが明らかになった。鳥取県内の廃校になった小学校を野菜工場として活用し、ネギを栽培する。既存施設の活用により少ない投資で事業化でき、小学校の跡地利用が課題となっている行政側のニーズと合致した形になった。また、参入にあたって障害者を雇用したい考えだ。
無農薬ネギ生産
野菜工場として活用される廃校となった小学校は、施設の一部を住民が学童保育などに利用しているため、グラウンドのほぼ半分に水耕栽培用ビニールハウスを6棟設置し、プールにためた雨水を循環させて利用しネギを無農薬で生産するという。
家庭科室も利用
校舎については温度や湿度が管理しやすい家庭科室を、タモギ茸と呼ばれるキノコの栽培などに利用し、キノコ用の菌床を再利用してキクなどの鉢花の生産にも取り組むことにしている。 廃校利用に注目を集めそうだ。