修了証書を授与
県立香川東部養護学校の高等部2年の男子生徒2人が香川県庁で5日間、職場体験を行った。将来について考え、社会に出たときに役立つマナーを身につけてもらうのが目的だそうだ。養護学校、特別支援学校の職場体験は、05年から県庁での受け入れが始まり、最終日には修了証書がもらえる。
卒業後に生かしたい
初日には、県のパンフレットに記載された事務所の住所の上に、移転後の住所を書いたシールを約400枚はったり、郵送の準備をしていた。山本さん(16)は「人の目を見て話すのは苦手だが、職場で必要なコミュニケーションを学んで、働きたい」と語り、山下さん(16)は「仕事がどういうものか体験し、卒業後に生かしたい」と話していた。
理解が深まれば
県障害福祉課では「障害者の法定雇用率に達していない企業も多い。障害者が働くことに理解が深まり、受け入れが増加してほしい」と述べている。