前年度比349億円増
札幌市が4日発表した10年度予算案によると、一般会計は前年度比4・4%増の8229億円となり、6年ぶりに8000億円の大台に乗ったことが明らかになった。
政権交代の影響?
背景は民主党政権が打ち出した子ども手当の創設や生活保護費の増大などがあるが、恒常的な収支不足も続いている。田文雄市長は「大盤振る舞いでなく、厳しい状況に変わりない」と語る。予算は16日開会の第1回定例市議会に提案される。
惜しまぬ改革
深刻な景気悪化に対応するため、緊急経済・雇用対策として補正予算を含めて総額1930億円を計上して、1028人の新規雇用の創出を目指すとしている。また、上田市長が推進する高齢者・障害者福祉、環境や子育て支援についても配分した。10年度は収支不足が見込まれるため、行財政改革プランなどを進めて209億円を捻出するなどをしている。