介護分野への雇用確保
大分県は失業者と高校卒業後の未就職者を対象に、働きながら
介護福祉士の資格取得を目指す事業を新年度からスタートさせる。慢性的な人材不足が指摘されている介護分野への雇用確保が目的だが、雇用人数は20人となっている。
施設の負担はない
特別養護老人ホームなどの施設、事業所で雇用する計画をしているという。養成学校で学びながら、夕方の1時間、または土曜日などに施設で働く。受講時間も労働時間とみなされて、1日5960円が賃金として支払われる。国の緊急雇用創出事業臨時交付金を活用するので、施設の負担はない。
試験合格が採用条件
ハローワークか、福祉人材センターで登録し、受け入れ先の事業所に面接を申し込む。だだし、養成校の入学試験に合格することが採用条件になっている。県の福祉課は「有資格者の人材育成と介護福祉人材の定着、介護レベルの向上につなげたい」と話している。