米作りも目指す
木津川市で障害者の作業所を運営している社会福祉法人「京都ライフサポート協会」が、障害者が働くレストランを開くことにしている。食材は、障害者たちが育てた無農薬、無化学肥料の野菜を使う予定だという。同協会は8年前から野菜の栽培に取り組んできた。昨年春には水田を畑に再生してハウスを建てた。20~30種類の野菜を栽培する計画で、将来は米作りも目指すという。
町も協力
現在は野菜を販売しているが、無農薬野菜をレストランで提供すれば、障害者の雇用の場が広がるのではと考え、事業を発案したという。レストランの土地は、井手町の協力を得て無償で借り、畑とレストラン合わせて30人ほどの障害者を雇用する予定だ。同協会の樋口理事長(59)は「福祉だからという甘えは禁物。質の高い物を作り、自立に向けた賃金が払えるようにしたい」と意気込んでいる。

社会福祉法人「京都ライフサポート協会」
http://www.life.or.jp/ 井手町
http://www.town.ide.kyoto.jp/